無いものをあると言い張る勇気

世の中無いものばっかだ。幸福は無いし、希望もなければ夢もない。ついでに今は冬だけど、温度も足りてない。とても寒い。電車から出た時、絶望感から体が端から消えてなくなりそうになる。

でも、ないと思っているだけで、本当はあるって思えばあるのかもしれない。星の王子さまは本当に大事なものは目に見えないと言ったけど、目に見えないなら実在するかどうかなんてどうでもいいのかもしれない。温度計と五感を否定して、自分の精神にのみ従っていれば幸福で希望や夢に溢れた素晴らしい人間になれるのかもしれない。病的だが。病的に生きることこそが素晴らしく生きることなのかもしれない。というより自分の人生を素晴らしいものであるとする勇気がないだけなのかもしれない。本当は素晴らしくなかったらどうしようとか、もっと素晴らしい人生を送っている人がいっぱいいるかもしれない、とかを無意識に考えちゃってそう思うこともおこがましいと思ってるのかもしれない。自分は間違いなく世界最強の人間だけど、世界最強なだけで世界最高の人生を送ってはいないのかもしれない。

まぁ全部夢なんだけど。