幽霊は夜笑う(嗤わない)

変わり者でいないと多分自分は生きることが出来ない。並外れた人間でありたいわけじゃない。他人との違いを認識し続けなければ居なくなってしまいそうになる。

他人となるべく違う人間であろうとしつつも、浮かないようにギリギリのラインを攻める必要がある。常識的な人間の範疇を超えたら最早人間として扱われない可能性がある。

そもそも変わり者であろうとしたところで、真の狂人には敵わない。努力型の狂人は結局のところ本性がまともだからいずれボロが出る。

 

大人になるということは四足歩行から二足歩行になるように、かつて海で暮らしていた生物が今は空を飛ぶようにもっと身軽になるようなものだと思っていた。実際にはあの手この手で自殺を試すようなものだった。有り得たかもしれない自分をひたすら殺し続けて結局今に不満を持っているのだから袋小路だ。この文のボリュームが足りない気がするけど気にしない。